原状回復費用とは
初めまして
原状回復工事に携わるようになって約5年になるタカさんです。
このページではどんな時に退去者へ費用請求されるかを
解説しようと思います。
よくある項目
①室内クリーニング
②壁紙(クロス工事)
③床や建具などのキズ補修
入居時に上記の項目は退去時に費用が発生すると
説明があるかと思います。
しかし、最近では住んでいれば汚れたり傷ついたりというのは当たり前だということで、退去時の入居者への費用請求は不当な行為だと言われ始めております。
ただ、まだまだ昔からの日本の常識で敷金でその分の清算をして余ったら返金、足りなければ請求という流れが続いている傾向に変わりはありません。
では、なるべく退去時の費用はかからない、もしくは安くすませるために何かできることがあるのか?
答えは・・・
入居者の意識次第というのが
私の印象です。
何百件も退去立会いをしてきた中で、
引っ越し後にきちんと掃除をしている方は比較的クリーニング費用の負担のみで、その場合は敷金で相殺され返金されるケースが多いようです。
そういう方はおそらく普段からの掃除などもまめに行い、壁や床などにも傷をつけないように気をつけて生活をしてこられたんだろうと推測されます。
逆に足の踏み場もないくらいにものが散乱しているような生活をしていると壁紙もカビたり、色々なところに傷が付いているのではないかと思います。
小さいお子さんなどがいらしゃる場合は気をつけようがない部分もあるかと思いますが、遊ぶ部屋と普段の生活をする部屋を分けるなどで退去時の費用発生を少しでも減らせるのではないでしょうか?
特にタバコなどを吸われると煙は色々なところに回ってしまい、思わぬ高額請求となる場合がありますので、注意が必要です。
換気扇の下でだけ吸っているから大丈夫だと思っても、換気扇は万能ではないのでキッチン〜玄関までの壁紙は黄色く変色してしまうはずです。
自分は電子タバコで空気を汚さないから、壁紙も汚れないはず、と安心していても吸う量によっては黄ばみは発生しますのでご注意ください。